2019.1

年末に飲んだときに、ひょんなことから
お正月休みの最中に彼と会えることになって
わたしは新年早々ウキウキしていた。

しかも、娘がたまたま前の夫と義母と一緒に
泊まりに行くと言うので、
夜、会えることになったのも
付き合い始めてから初だった。

わたしは日中、帰省していた女子友と
子連れでカフェに行き
夕方娘を元夫が迎えに来てから程なく彼が来た。

二人でバルコニーで焼肉をやって
部屋には暖房も入れたけど、
正月の間家を開けていたので家の中は芯から冷えていて
なかなか暖まらなかった。

彼はまだ、仕事場に戻らなければならなかったのでお酒も飲めず少し残念だったけど、
会えただけで充分だった。

焼肉を食べ終えてから
寝室に行くと寝室はもっと冷えていて
寒すぎて全部は脱げなくて
最初は服を着たまま布団に入って抱きしめ合った。
それでも抱き合っているうちに
お互いの体温が伝わり合って
少しずつ暖かくなってきて、
一枚一枚脱いで
お互い全裸になった。

裸になると、お互いの体温がダイレクトに伝わり、寒いんだけど触れ合ったところは暖かい。

彼と繋がっているところはいちばん熱くなっている。

わたしが声を漏らすと彼は嬉しそうな顔をして

「ほら。繋がってるところ、触ってごらん。
入ってるよ」

と自分のものをわたしに握らせてきた。
こんなに大きいのがわたしの中に入ってる…
それは大きく固く、わたしの中にリズミカルに打ち込まれていて、
わたしは

「大きい…」

というのが精一杯で、彼が出し入れするたびに悲鳴を上げた。

わたしが上になったり、後ろから入れたり、
1時間以上繋がって、ようやく彼は

「ようやく落ち着いた。いつもくらいになった」

と言って笑い、休憩、と言って、ベッドに倒れ込んだ。

イチャイチャしながら年末の飲み会の話になり

「そういえば、●●(年末一緒に飲んだ女友達)、
コウくんの横顔見れて、目の保養になったって言ってたよ」

と言ったら、彼は、

「マジ?オレ、モテるなー」

と嬉しそうにしたので、

「えー、よからぬことを企んでるんじゃないでしょうね?」

とわたしが言うと、

「企んでないよ。オレ、モテる自覚全くないし」

と言って、屈託なく笑った。

かっこいい。
なんでわたしはこの人のこんな魅力に気付かなかったんだろう。
少し胸がちくっとした。

そのまま日付が変わるくらいまでイチャイチャしたあと、彼は帰り、わたしは、
満たされた嬉しさと、一人で眠る寂しさを抱えながら、眠りについた。